アルカリイオン整水器協議会
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アルカリイオン整水器について
アルカリイオン水の効能効果
厚生労働省告示第112号において、家庭用医療機器であるアルカリイオン整水器(家庭用電解水生成器)の使用目的は、「胃腸症状改善のための飲用アルカリ性電解水の生成」と定められております。(「胃腸症状改善」とは、臨床試験で確認された試験成績に基づく効能効果です。臨床試験では、胃もたれや不快感などの胃の症状、及び便通の状態などの腸の症状が対象とされましたが、その試験概要については研究成果のページで紹介します)
従来、医療用具として承認されてきた機器では、胃腸症状として、「慢性下痢」・「消化不良」・「胃腸内異常発酵」・「制酸」・「胃酸過多」に有効であるとされてきています。
一方、酸性水については洗顔・洗浄などの飲用以外の用途に用いるもので、アストリンゼント(しゅうれん効果)が期待されてきています。
アルカリイオン水は、平成5年に組織されたアルカリイオン整水器検討委員会より、安全性と有効性に関する再検証活動が行われ、胃腸症状を対象とした二重盲検比較臨床試験(飲用水としては世界初)を実施した結果、「アルカリイオン水は有効」との結論が示されています。
なお、アトピー性皮膚炎や糖尿病などの疾患の治療を目的として使用している例がありますが、アルカリイオン水の効果については科学的に証明されておらず、現在のところその効能効果は認められておりません。
なお、アルカリイオン水の効果的な飲み方として以下のような留意点が上げられています。
一般的には、初めはpHを低めに設定し(pH8〜9.0程度)、コップ1杯から少しずつ飲むようにします。
2週間ほど飲みなれた後、体質や体調に合わせて少しずつpH値や量を増やし、pH9.5程度で、できるだけ出来たてのアルカリイオン水を飲用するようにします。
子供やお年寄りの場合、低いpH値のアルカリイオン水から始め、慣れるに従って徐々にpH値を上げていきます。なお、乳児(生まれて1年位まで)の場合は、ほとんどが母乳やミルクを摂取しているため、腸の働きは通常の大人と異なるので勧められていませんが、大人と同じような食事をするようになれば問題ないと考えます。
【参考】アルカリイオン水の効果の要因について
アルカリイオン水の効果の要因については、これまで様々な仮説が提唱されてきておりますが、なぜアルカリイオン水に胃腸症状改善の効果があるのかについては、現段階でメカニズムは明確に解明されておりません。
国内外の薬局方によると、アルカリイオン水にも含まれる水酸化カルシウムは胃酸過多症・小児消化不良・下痢に効果があるとされており、古くからその薬効が認められている物質です。
しかし、これまで証明されたアルカリイオン水の様々な効果に関しては、水酸化カルシウムの薬理効果だけで説明することは難しく、現在も研究が進められています。
その他にも、これまでにも下記の表のように様々な仮説が提唱されています。
効果の要因
根拠・仮説など
水酸化カルシウム
胃酸過多症・小児消化不良・下痢に薬理効果あり
pH値
アルカリ性pHによる胃の神経層への刺激
水酸化物イオン(OH
界面活性力や表面張力の変化(浸透圧の低下)
水分子の会合状態
(クラスター理論)
水の分子集団(いわゆるクラスター)が変化
酸化還元電位(ORP)
還元力による酸化抑制
水素(H・/H2
水素による活性酸素との反応/脂質過酸化抑制
すなわち、水分子の会合・分子集団が変化(いわゆるクラスター理論)、還元電位や活性酸素との直接的反応、水酸化物イオンによる界面活性力や表面張力の変化(浸透圧の低下)、アルカリ性pHによる胃の神経層への刺激などがあげられます。
しかしながら、何れも効果の要因としての科学的根拠は現在のところ報告されておりません。現在も各分野において様々な有効性を裏付けるための生理活性メカニズムの解析が進められており、今後の研究展開が待たれるところです。
様々な仮説のうち、いわゆるクラスターと水素について以下に補足します。
<水分子の会合状態(クラスター理論)について>
「アルカリイオン水はクラスターが小さい」といったことが注目されていたことがあります(何個かの水分子が水素結合によって集合している状態のことを、一般的に「水分子のクラスター」と呼ばれています)。
しかしながら、この集合状態は、非常に短い時間(ピコ秒:1兆分の1秒単位)で生成消滅を繰り返していると考えられており、今のところ、水のクラスターの大きさを測定する手段は確立されていないこともあり、現在のところ「水のクラスターが小さくなる」と結論付けられる科学的データはなく、「水のクラスターが小さくなる」と断定することは、客観的事実に基づいたものではありません。
<水素(H・/H2)について>
アルカリイオン水は、電気分解によって水酸化物イオン(OH-)や陽イオン(カルシウムイオンなど)が多くなり、同時に水素が含まれることになりますが、近年では、この水素による作用が注目されており、生体に与える影響について基礎的な検討が進められております。
近年の研究報告によると、強く電気分解した水には「活性水素」が含まれており、これによって活性酸素の消去が確認されたとの論文も発表されています。
しかしながら研究段階であり、水素の形態や生体内の活性酸素に対してどのように作用するかなどについては未だ明確な結論に至っておらず、現在も多方面の角度から研究が進められております。
なお、一般的な水道水を電解した場合、アルカリイオン水に含まれる水素濃度は100〜400μg/L pH9.5の時)程度と考えますが、これは電解条件によって大きく変動します。
また水素濃度の適値(最適濃度)は明確になっておらず、規格化もされておりません。
上記に示した水素濃度(医療機器で生成するpH9.5のアルカリイオン水)よりも極端に高濃度となったものは、科学的根拠が不十分と考えられ、特に安全性と有効性の十分な検証が課題となります(昨今、水素量の多さを標榜した医療機器承認(認証)を得ていない装置もみられますが、当協議会の会員は関与しておりません)。